オルディアーニ

タンザニア　ンゴロンゴロクレーター近郊　オルディアーニ村。標高1550ｍ。品種はブルボン・ケントです。火山灰質の肥沃な土壌に加え,農園に侵入した像などからの落し物も大切な肥料になっているアフリカならではの自然環境。極上のキリマンジャロで春のひと時をお楽しみください。　

ギル・フェイバーさん

　焙煎された豆はクッキーのような甘い香り、ドリップしたコーヒーは控えめながらも明るい香りを放つ「オルディアーニ」。はじめの口当たりでは、くっきりとした酸味が感じられるのですが、二口目以降は酸味と苦味が一体化してニュートラルな口当たり、それに続いて舌の奥から喉の付近で感じる苦味とコクがメインの味わいとなります。柔らかさを感じるマイルドな印象をあたえつつも、終盤、後味で酸味と苦味が分離したり、かと思えばまた一体化したり、気まぐれに味が移ろいます。味が微妙なバランスの上に成り立っていて、ちょっとした温度や舌の慣れ具合の差が、このような変化を生むのでしょうか。野球で例えるとナックルボールのような？コーヒーです。


まめまめさん

　先日、船に乗って釣りをしていると、目の前を一羽のツバメが、疲れ切った感じで飛んでいました。ツバメの飛び方はピューンって感じだけど、そのツバメは最後の力を振り絞って、羽をバタバタ動かしていて、本当にツバメかと目を疑いました。さて今月の豆「オルディアーニ」は、香りと甘味が効いた僕好みの落ち着いたまろやかな味。甘味・コク・香り4.5、苦味・酸味４といったところでしょうか。数日後いろいろなところで、ツバメの巣作りが始まっていました。あのツバメ、無事に自分の故郷にたどり着いたかなぁ